グループ法人税制 概要
平成22年度の税制改正において、100%支配関係にある法人間の取引に関する税制度が見直され、
「グループ法人税制」
としてまとめられました。今回はこのグループ法人税制についての概要をご説明いたします。
○ グループ法人税制とは?
→ 100%グループ内、いわゆる完全支配関係を有する法人をグループとして着目し、そのグループ内での取引について特例として一般の税制と異なる取り扱いをする、というものです。
○100%グループって?
100%グループというのは、親会社が子会社の株式を100%保有している場合の親会社と子会社のグループのような形をいいます。
またAという株主(法人、個人を問わない)がX社の株式とY社の株式をそれぞれ100%保有しているような場合には、A、X社、Y社のグループが100%グループとよばれることになります。
○連結納税のこと?
平成14年に連結納税制度が整備されています。これは簡単に言うと、100%グループを一つの法人とみなし、グループ内の各社が税務申告を行うのではなく、その100%グループ全体として税務申告を行う、という制度のことです。
この連結納税制度は選択適用とされています。つまり、この制度を利用したい法人はこういうやり方をしても良いですよ、というものです。
これに対して平成22年度から導入(平成22年10月1日より適用)されるグループ法人税制は、
・連結納税をするかどうかは選択性(従来通り)
・100%グループ内での資産譲渡損益の繰り延べ等が強制されるようになった
というものです。
グループ法人税制について、まずは概要を簡単にまとめました。具体的な内容については次回からご説明していきたいと思います。